【リハビリ(PT・OT・ST)必見】おすすめ文献検索サイトまとめ

エビデンスの知識

こんにちはk-hippoです

私は作業療法士として病院勤務をしています。作業療法士として仕事を初めて8年経ち、この8年でも仕事を始めた時と現在ではリハ医学の差があります。

これから先20年〜30年仕事をしていくことで、さらに新たな知見が発表され、これらを臨床に応用しながら仕事をしていく必要性があります。

私たちはコメディカルの専門職であるため、日々進歩していく医学の知識を常に最新に保ちながら仕事をしていくことが必要です。そんな我々にとって、知識の宝庫でもある文献検索サイトをまとめてみました。

リハ専門職の方々が参考にできそうな文献検索サイトばかりと思いますので、ぜひ参考にされてください。また、他のコメディカルの方々も間違いなく使えるサイトばかりですので、ぜひ見てみてくださいね!

*リハ専門職の方々へ:本記事では参考にした書籍はサイト下部、引用した論文は全てリンク作成するか、論文名を挙げていきます。そちらの原著を見ていただければ十分に役に立つと思います。

文献の種類

まず、文献検索を行う前に、文献の種類というものを説明させて頂きます。文献には大きく分けて「1次文献」と「2次文献」があります。

1次文献

1次文献とは:新規の科学研究がアクセスできる文書として公に初めて公開されたものをさします。これにはジャーナルに掲載されたほとんどの論文や学会議事録、抄録、短報、博士論文などが含まれます。– 引用元:edanz

要するに原著論文(基礎研究・臨床研究など)を主としたものは全て1次文献に属します。

2次文献

2次文献とは:1次文献で発表された情報は、後に要約、再編され、教科書や書籍、総論、索引、論文データベースなどに利用されます。それらを2次文献といいます。–引用元:edanz

要するに、総説・解説論文や系統的総説(システマティックレビューやメタアナリシス)、診療ガイドラインなどがそれに当たります。

意外とこれらのものを一口に「文献」と一緒にしている人が多いのですが、研究を行う時に文献検索をする順序として2次文献→1次文献へと探していくと効率的であったりします。事前に覚えておくといいかもしれません!

おすすめサイトまとめ〜国内編〜

では国内のサイトをまとめていきます。使いやすさの順序ではないので、皆さんの使いやすいものや見やすいものを利用していってもらえたらと思います。サイトによって包括されている学術論文が違うので、探したいものがあれば多数のサイトで検索するのが良いでしょう。

有料サイトも紹介しますが、病院や施設で法人契約などがされていなければなかなか使うことができません。使うには、最寄りの大学図書館などで外部の人が使うことができる場所もありますし、そこで欲しいものは論文があれば、取り寄せ依頼を行えば時間はかかりますが、欲しい論文は手に入ると思います。

J-Stage(ジェイステージ)

J-Stageとは科学技術情報発信・流通総合システムのことで、現時点(2019年6月)で約2900のジャーナルの約490万の論文を集約している、国内最大級の論文検索サイトです。アカウントを無料登録することで、ほとんどの論文がオープンアクセスで閲覧することが可能です。一部有料(PPV)のものもありますので、どうしても欲しいものに関してはお金は必要です。

Google Scholar(グーグルスカラー)

名の如く天下の「Google社」が提供している文献検索サイトです。

調べたいことのキーワードを入力します

このような画面になるので、普通の検索と同じようにキーワードを入力することで論文が調べられます。分野や出版社を問わず、世界中の学術雑誌、論文、書籍などが検索に引っかかります。

CiNii(サイニー)

こちらも有名な文献検索サイトで、国内外の学術論文データベースです。要旨(abstract)は公開で、一部は全文公開しています。有料もあります。

結構要旨だけしか見れないことも多いですが、よく使われる検索サイトです。初めから全文が欲しい場合には、全文フリーアクセスのみを検索することもできますので、それで検索すると効率が良いかもしれません。

メディカルオンライン*有料です

こちらは個人または法人での契約が必要です。国内の学会・論文に掲載された学術論文より、全文を収載。一部は要旨まではみれます。

私の施設ではこれを法人契約し、自分の仕事場で必要論文をダウンロードできるようになっています。もし業務改善やこれから研究を始めていきたいという病院・施設であれば上層部に導入検討を出されてみてもいいかもしれません。サイト内にアクセスプランが掲載されていますので参考にされてみてくださいww

医中誌Web *有料です

医学中央雑誌の略称で国内の医学、歯学、薬学等の論文検索のサービスです。これは私も大学にいたころしか使ってなく、オススメですが導入の敷居が高いというのが難点です。大学図書館、医大図書館などではほぼ導入していると思うので、外部の人が検索できるればそこで使わせてもらうのがいいでしょう。(下図はデモ画面です。)

おすすめサイトまとめ〜海外編〜

ここからは海外サイトのまとめを貼っていきます。私は英語がそこまで堪能ではありませんwww現在論文を読みつつ勉強レベルなので、サイトに関しての詳しい説明はあげられないのですが、とにかく質の高いものが多いことと、国内の研究ではなかなかできない研究などがありますので、概要(abstract)だけでも読めるようになると、かなり視野が広がって面白いですよ!!

PubMed(パブメド)、PubMed Central

海外文献検索サイトの代表例であるPubMed。医学関連分野の最大級のデータベースで、世界の主要な医学・生物学関連雑誌に掲載された学術論文の文献情報を検索できる。最近は和訳されたサイトも公開されており、日本語でも読めるようになっています。これはありがたいですww

MEDLINE(メドライン) *有料です

National Library of Medicine(NLM国立医学図書館)による医学系データベースです。MEDLINEコンプリートはMEDLINEの最上位版となるフルテキスト・データベースで、MEDLINE収録されているデータを100%カバーし、うち2,500誌以上を全文で収録しています。

これは以下にあげるコクランレビューで論文を包括する時に使用される検索サイトで主要なものです。私自身で用いたことがないため、サイトの説明文を読んでいただけると幸いです。汗

このサイトの特徴は日本語サイトがあるということですかね。これは先にもあげたPubMedと同様めちゃありがたいことと思います。

High Wire Press(ハイワイヤープレス)

Stanford大学から発信されている、科学・技術・医学等の分野の無料オンラインジャーナルを集めたサイトです。無料アクセス可能であるため、全文を見ることができます。

Stanford大学単体でやってるということがもはや日本とレベルが違う感じがしますねwww

Cochrane Library(コクランライブラリー)*有料

Cochrane共同計画が発行する複数のデータベースからなり、EBMの実践において非常に有用なツールです。

私が最もよく使うといっても過言ではない海外サイトです。各論に触れる論文を直接検索できるわけではなく、2次文献(システマティックレビュー等)を探すにおいて右にでるものはないという検索サイトと思われます。

とにかく規模が大きく、世界中でここからEBMを実践していくのに引用していくのではないかと思います。

有料ですが、レビューの概要はほぼ見ることができ、一般の方向けの「サマリー」と呼ばれる項目で簡単に要約もしてくれています。

調べるための方法は?

サイトはわかって、日本語だとある程度調べるためのキーワードは浮かびやすいですが、英語になるとなんて調べればいいの??ってなりますよね?

私が行っている海外サイトでの検索方法を3パターンほど紹介します!

①キーワード検索

キーワード検索ですが、これは日本語で行うことと変わりはありません。ただ、英語となると単語がわからないので、調べたいキーワードの英語を知っておく必要があります。

調べ方は辞書なり、Google翻訳なり、スマホアプリなりなんでもあるので、そこから日本語→英語へと変換し、それを検索すれば引っかかります。

アンド検索を生かして「storke(脳卒中) rehabilitation(リハビリ)」や「hip(股) fracture(骨折)」など。他には「sub acute(亜急性期〜回復期)」を用いたりすると病態だけでなく、病期に対しての絞り込みなどもできるので、さまざまなワードで試してみてください!

②引用文献から検索

コクランライブラリーなどからメタアナやレビューを調べた際は、もちろん半端じゃない量の論文が包括されてレビューされています。そこから、そのレビューの根拠となった引用論文がわかるので、その論文を検索していけば、調べたいものに直結して論文にたどり着くことができます。

研究などを行う場合であったり、臨床でEBMの実践を行う場合に原著の論文までたどり着くための王道の方法ですかね。(2次文献→1次文献)

③Googleに直打ち検索

日本の書籍や論文を読んでて、引用文献が英語だったりした場合ですが、その論文を一番早く検索できるのが「Google検索に直接その論文のタイトルを打ち込む」という方法です(私流です)。これは手に入れたい論文タイトルがあらかじめわかっていれば、論文検索サイトではなくても、通常の検索サイトからどこかしらダウンロード可能な海外論文サイトへつなげることができます。これはかなりオススメな方法です。

④脳卒中サバイバのゼンデラ

これは実際に脳卒中になってリハビリも経験された方が毎日論文を要約して記事をアップしてくれているサイトです。これはですね・・・・マジですごいです。これだけ毎日論文を読んで更新するということ自体にまず感服致しますwww

そして包括されている論文の種類もリハビリテーションのみならず、栄養や健康、薬のことなど様々なカテゴリーで記事が上がっています。ほぼ全て英文ですが、簡単な要約を著者の方がしてくれていますので、英文を読めない方でも論文の要旨を理解できると思います。めっちゃオススメなサイトです。見出しをリンクにしておきますのでぜひ見てみてください。

終わりに

本記事では文献検索サイトのまとめを行わせていただきました。国内外関わらず、EBMの実践であったり、日々の医学の発展についていくには、こういった情報をいち早く察知することが大切になります。

自身がリハビリテーションを提供する時に「これはもう効果のないもの」であったり、「悪影響です」といわれているものを提供していたらゾッとしますね。

自分たちが病院にいって、医学を提供される側になった時に、こういった最先端の知識や技術をみにつけている人に診られたいというのはあるのに、自分が提供する側になったらそれを疎かにするというのは少々矛盾をかと思います。

そうならないように自戒の意を込めて、これからも頑張りますww

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