【書評】人生が変わるメンタルハック大全–メンタリストDaiGo–

【書評】人生が変わるメンタルハック大全–メンタリストDaiGo–

こんにちはk-hippoです。本日は書評人生が変わるメンタルハック大全 [ メンタリストDaiGo ]です。この本は半ページもしくは見開き1ページで1つの内容が完結する構成となっており、活字が苦手な人でも読みやすい本となっています。内容はビジネス編・コミュニケーション編・プライベート編の3パートに分かれています。

DaiGoさんの特徴としては、心理学という個人によって左右される心理の部分を圧倒的な論文からの知識でエビデンスをもって世の中に発信していることです。これは保健医学分野(私は作業療法士ですが)で働く私としてはかなり心を惹きつけられます。すべてが論文で実証されている研究で裏付けられるものではないのですが、やはり質の高い研究というものは強い根拠を持っています。このような視点を持って本書を見てみるとより面白くなるのではないかと思います。

各編で私が目に止まった内容を1つずつ引用させていただき、記載させていただこうかと思います。

ビジネス編

ビジネス編では仕事の効率化、サボり方(いい意味での)、時間効率の上げ方、チームリーダーに必要な行動心理などが書かれています。

一般的な会社で務める方やフリーランスで働いている方、自営業で働いている方々など幅広い分野でも応用の効く考え方であったり、根拠に基づいた業務効率化などが書かれています。

紹介 上司の「率直な意見がほしい」は信じるな

有名な話でもありますが、アメリカのスタンフォード大学の名誉教授、フィリップ・ジンバルドーの「監獄実験」では「権力と権威は人間性を奪う」という事実が明らかになっています。この実験を簡単に説明すると、実験参加者に看守役と囚人役に分かれてもらい、その役を演じてもらうというものです。その役を演じてもらうだけで、なんの指示もしていないのに徐々に看守役の人は囚人役の人にひどいことをしたり、し始めるようになったという話です。立場や権力が強くなるほど、人間性は失われるということです。

コミュニケーション編

私は仕事上、人と多く人と会話をします。会話一つをとっても、心理学を学ぶことで多くの技術を盛り込んで相手に伝えることができるのだと感じました。

相手に同調する方法「ミラーリング」「バックトラッキング」などは無意識の内に行っていたように思いますが、これらも十分な技術であり、意識的に使えるようになると、より人を惹きつけるような人になるんでしょうね。

相手との交友関係を作るにはなんでもいいから共通点を見つけることと、接触回数を多くすること。この2つは確かにいまの仕事でも行動をもって感じることができます。まぁ、単に接触回数が大きだけでなく、その接触時に相手に嫌な思いをさせないような印象や会話、関わりを心がけなければ徐々に嫌になっていきますが・・・・。

紹介 「頻度」で人を操る–接触回数は増えると好意が生まれる–

「ザイアンスの法則」を知っておくだけで、相手の心を自在に動かすことができます。ザイアンスの法則とは、いわゆる「単純接触効果」のこと。「接触回数が多くなると人は親しみを感じるようになる」「相手の人間的な側面が見えると親近感が深まっていく」などの傾向を指します。身近な例でいうと「テレビに出ている芸能人が魅力的にみえる」というようなものです。

プライベート編

恋愛や夫婦関係、貯金の増やし方、ダイエットの方法など多岐に渡っていくつものカテゴリーで役に立つ心理学的基盤の思考を紹介してくれています。

私はテレビでDaiGoさんを見ているときには「この人あまりにも人の心を読もうとして、人生面白くないんじゃないかな?」とか思っていました。人の気持ちは予測できないからこそ面白いことも多くあると思います。

しかし、知っておくと自分の人生を豊かにしうる大切な考え方も多くあります。このパートに関しては、そのいいところだけを掻い摘んで見ていくのでもいいのかな?とは個人的に思います。

紹介 父親が家事をする家の娘は社会で活躍する

カナダのブリティッシュコロンビア大学で社会進出する女性に調査が行われています。その研究では、父親が家事や育児に参加している家庭で育った女性の方が、社会に出た時に出世したり、活躍しやすいということがわかっています。家庭内で父親も母親も家事に参加していると、娘はそこから男性と女性は同じことをするし、同等だということを学びます。実際の社会では、女性よりも男性がゆうういだというデータもありますが、家庭で男女は同等だと学んだ女性は、社会に出て環境が男性中心であったとしても、職場でも物怖じせずに発言できるようになるのです。

終わりに

考え方を変える本を読んだときに、その時の考えだけが変わっても人生が変わることはないと思います。考えが変わった時、その時が行動を変えるためのチャンスだと思うのです。行動しなければ自分も他人も変わりません。外界に何か動きを出すためには内に秘めた想いだけではどうにもならないということを最近感じます。これはあくまで自分の意見ではありますが「読書を読書で終わらせる」ことにほぼ意味はないと思っています。特に自己啓発的な本というのは、その本を通して読者になにか行動を変えて欲しいという思いで書いていると思うのです。

行動のモチベーションを維持するのは難しいですが、このような本を読んでメンタルロックを解除し、行動できるようにしていかなければならないと思わされる本でした。

ぜひ手にとって読んでみてください。