【特に作業療法の臨床場面で役立つ】リハビリテーションってなにから勉強すればいいの?

リハビリテーション

こんにちは〜ヒポ太郎です

今回は『臨床場面に役立つリハビリテーションってなにから勉強すればいいの?』というテーマで実際に私がどうしているか?を誰かの一助になればという気持ちで解説していきます(誰得なのかは不明w)

あくまで私個人の(回復期リハ、主に脳血管障害に9年携わった)経験ですので、偏りはありますが、同じ境遇や、疑問を抱えている方に届けば幸いです(笑)

リハビリテーション分野って「医学、リハビリテーション学、解剖学、生理学、運動学、心理学、公衆衛生学・・・・」などなど、様々な分野の学問が複雑に入り混じった分野であると思っています

じゃあ何から勉強すればいいの??

って思うんですが、結論は『目の前の対象者について困ったことから勉強する』に尽きますww

えっ?そんなの当たり前じゃ・・・。』って思った方が大半だと思うので、逆にこの記事を最後まで見て、本当に目の前の対象者の方について、本気で深堀して勉強できているかを振り返ってみてください

対象者の方についてどこまでを知って、勉強すればいいか?なんて正解はないと思うんだけど、『リハビリテーション』における勉強って『その方の人としての復権』を目指すための勉強と置き換えることができるから、とても幅が広いと思うんだ

今回の記事については、あくまでも私個人の意見でありますので、参考になる部分だけみて下さいww

対象者について勉強する

まず最初に対象者がどのような人であるのかを知り、それを勉強します

  • どんな生活をしてきたのか?
  • どんな仕事をしてきたのか?
  • どんな環境で暮らしてきたのか?
  • どんな病気であるのか?
  • どんな思いがあるのか?

などなど

病気を知ることって、学生の時から必ず習うことなので、当たり前のように勉強していきますが、

その方の生活で必要となっている作業や、仕事で必要な能力、家族の中での役割などをしっかりと把握し、どんな思いでリハビリに取り組もうとしているのかなど『対象者のこと』を勉強し(知り)ます

特にこの部分は大切と思っていて、具体的に対象者のことを知ることで、具体的な目標設定ができるからです

目標があることによって人のパフォーマンスがあがることは、科学的にも過去の研究から証明されています

The Effect of Goal Setting on Group Performance: A Meta-Analysis

この論文では、目標が曖昧なグループに比べ、難易度はあるが明確な目標があるグループの方が、高いパフォーマンスを示したというメタ解析となっています

これには『MACの法則』と呼ばれる

  • Measurable:測定可能
  • Actionable:実行可能
  • Competent:適格な

の3つの要素が必要といわれています

リハビリの場面で言えば

『日常生活が自立して自宅復帰』

というよりも

『50代脳梗塞の女性の方が、歩いて自宅退院し、もう一度子供たちのために料理を作りたい』

という目標が具体的にあった方が明らかにパフォーマンスが変わるという話です

関わりについて勉強する

対象者の方と関わる時には、いつでも『相手に合わせた自分』という関わり方が必要と思っています

  • いつも一生懸命リハビリする方
  • おしゃべりが大好きで、リハビリよりもしゃべりに来ている方
  • 起きたくない、動きたくないといって、拒否する方

現場では様々な方がいます。その中で、その方との関わりを最大限ベターにする為には

自身がより対象者に寄り添って関わり、『信頼関係(ラポール)の形成』を行う必要があります

  • 一生懸命やる方には、よりステップアップできるプログラムやこちらからの熱意を伝え
  • おしゃべり好きな人には、傾聴しつつ、会話しながら行えるプログラムを選択し
  • 起きたくない、動きたくないという方には、その真意を聞くために心を寄せる

その時のリハビリだけを乗り切ろうと、相手の気持ちを無視してやっちゃダメです

それから先にある、自分と対象者の方の長期的なビジョンを合わせて、信頼関係を作りましょう

人との関わりを勉強することが必要です

環境について勉強


環境というのは、家、施設、病院など周囲の『モノ』となるもの全てです

リハビリテーションを行う現場は、家、施設、病院様々ですよね?

そしてその環境でできるリハビリは、その環境にあるものでしかできません

ですから、ある環境で最大限の効果を出すために、モノ=ハード面の勉強を欠かさず行いましょう

電気刺激っていいって聞いたけど、使い方わからないしなぁ・・・いっか自分のできる方法で・・・。そういえば、あの道具どうやって使うんだっけ?それもわからない・・・。

そういうことになると、『セラピストが使えるもの=治療の幅』となってしまい

自分の知らない事は、対象者の治療から除外されてしまいます

これぞ『無知は罪』ですね。そうならないように、病気や人だけでなく、『モノ』も勉強しましょう

臨床疑問の解決に向かって勉強する

臨床疑問の解決、すなわちアプローチに向かっての勉強をする。これは誰もが必ず行う事でしょう

ここでは深堀しませんが、PICO /PECOなどで臨床疑問を形にし、論文などを調べ、解決の方向へ持っていきます

PICOとは

  1. P:(Patient)どのような患者に
  2. I :(Intervention)どのような評価・治療したら
  3. C:(Comparison)なにと比較して
  4. O:(Outcome)どのような結果になるか

を構成的にして考えます。例えば

(P)脳卒中片麻痺の患者様に(I)CI療法を実施すると(C)しなかった場合に比較して(O)上肢機能は改善するのか?

というような感じですね

これらは、ほぼどんな臨床疑問でもこの形で構成化することができます

そしてこの疑問を作れたら、いざ研究論文などを検索して調べていくのです

▶︎オススメの文献検索サイトについてはこちらを参考にしてください

【リハビリ(PT・OT・ST)必見】おすすめ文献検索サイトまとめ

▶︎エビデンスに関わる知識については、こちらもどうぞ

【エビデンス解説シリーズ①】リハビリテーションにおけるエビデンスとは

自身の提供するリハビリテーションが、対象者の方にどんな効果があるのか?

十分に説明できるように勉強しましょう

まとめ

リハビリテーションを行うのに、なにから勉強し始めればいいかというと

  • 対象者について勉強
  • 関わりについて勉強
  • 環境について勉強
  • 臨床疑問の解決に向かって勉強

これがスタートだと思います

細かくいうと、生理学、解剖学、運動学とか、作業療法評価だったりありますが

そこに至るときに、上記の4つの流れを勉強していることが必要です

ですから、まずは人と関わることについての最低限の知識・技術を身につけて、その上で質を上げる勉強をしていきましょう

最後まで読んでくださりありがとうございました!Twitterでも、日々コメントを呟いていますので、よければフォローしてください〜

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