【英語論文】脳卒中後の亜脱臼にアームスリングの効果はあるのか?長期効果の検討

こんにちはヒポ太郎です

本日紹介する論文はこちら

A randomized controlled trial on the immediate and long-term effects of arm slings on shoulder subluxation in stroke patients

日本語訳的には『脳卒中患者におけるアームスリングの即時・長期的効果〜ランダム化比較試験〜』的な感じです

2017年に

作業療法士としては結構気になる情報だなぁと感じたため、簡単に要約と解説していきます!

注意:要約・解釈については私個人の方法で行なっていますので、実際に対象者に応用するときには、ご自身で原著を読んだ上で実践しましょう記事の最後に論文リンクを貼り付けておきますので、ぜひ原著をお読みください

では見ていきましょう

もくじ

脳卒中患者にアームスリングは効果あるのか?

この研究論文での結論を述べると

脳卒中後上肢麻痺に対して亜脱臼や疼痛にアームスリングをすることでの効果は見られなかった

とされています

どのような対象に対して、どんなアームスリングを使ったのか?ということが大切なので見ていきましょう

研究背景

脳卒中後の麻痺手に対して、アームスリングは臨床現場でもよく使用されているけれども、長期的な効果はあるのだろうか?

ということ

脳卒中後亜脱臼を生じたり、疼痛を生じたりするので、保護や亜脱臼整復のためにつけている場合が多いと思います

では本当にそれは効果のあるものであるのか?ということを調べた研究です

アームスリングをつける脳卒中対象者と方法

脳卒中を発症し、肩の筋力が一定以下(MMT2以下程度)で、過去に肩の障害などがなく、他に重篤な神経症状などがない人を対象としました

対象者の詳細はこちらです

大体FMA /UEが10点前後(重度〜中等度の麻痺)、BRSでいうとⅡ〜Ⅲステージくらいの人です

つけたアームスリングは3パターン(種別は2種類)で図のようなスリングを装着しました

  • 上肢自重を免荷するもの
  • 上肢を求心性に引き上げるもの(2パターン

を採用しています

対象者を3群に振り分けて、どれも通常のリハビリ(通常歩行練習、ボバースコンセプト、PNFなど)を行なった

6週間後に上記の項目で評価された

結果

結果は上記のように、スリングなしの群において、亜脱臼は改善し、他の2群では変化ないか、悪化したということだった

A randomized controlled trial on the immediate and long-term effects of arm slings on shoulder subluxation in stroke patients

ヒポ太郎的解釈

アームスリングの装着については、意見が分かれる部分とは思うが

個人的な意見としては、極力アームスリングはつけたくないという感じですかね

どうしても無視の影響や、感覚障害が重度のために、麻痺手の管理ができないという方や

長下肢装具をつけての歩行時に麻痺手がブラブラとなってしまうなんて時には装着してもらったりします!

つけても悪影響はないでしょ?って思っていた方は、つけることも悪影響を及ぼす可能性があるということだけ覚えておきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました!!

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