リハビリテーション専門職に必要な脳画像の見方【視床編】

リハビリテーション

おはようございます、こんにちは、こんばんはヒポ太郎です!

脳画像シリーズ第3弾『視床編』です

第1弾と第2弾がまだの方は、こちら↓↓も参考にしてください

【PT・OT・ST必見!?】リハビリ に役立つ脳画像の見方『導入編』

リハビリテーション専門職に必要な脳画像の見方【脳溝を見分ける編】

視床編ということで、本記事では視床にのみスポットを当てて、脳画像の見方を解説していきます

視床=感覚中枢

というイメージが強いと思うのですが、視床という場所は、さまざまな機能をになっています

その点を学習していただけるとよいかと思います

視床ってよく聞くけど、なんだか難しい気がして、勉強する気になれないんです

視床ってたくさんの機能があって覚えるのが大変な気がするけど、全部覚えなくても大丈夫!まずは基礎から見ていけば理解できるよ!

脳画像の見方:視床の機能局在

コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像 より転載

視床の機能として『体性感覚の中継核』として有名ではありますが、その機能は後外側腹側核(後内側腹側核)の部分であり、その他はすべて違う機能局在となっています

入力=視床に情報を入れてくれる場所

出力=視床が情報を与える場所

機能=核の働き

例えば、外側腹側核だったら

入力=大脳基底核、小脳から運動情報を受け取る

出力=その情報を運動野へ伝える

機能=入出力が機能すれば精密(巧緻)動作ができる

ということになります

機能局在を以下の表にまとめました

1つ目は覚醒・言語・認知・高次脳機能に影響を及ぼす核

感覚以外の中継核がかなりあることがわかります

これはすべて覚える必要はないと思います

表をよく見ると

視床の機能=出力先の機能

であることがわかると思います

例えば、背内側核であれば、機能【注意情動遂行機能】と書いていますが、これって扁桃体【情動】前頭前野【注意、遂行機能】の機能ですよね?

視床の機能を覚えておくというより、出力先の機能を十分に理解しておき

視床出血の対象者を担当したときに『注意機能障害とか遂行機能障害があるけど、これは視床中継核(背内側核)の障害の影響か』ということを考えられるようになればよいと思います

視床からの入力が遮断されているだけで、実際に扁桃体や前頭前野は損傷していないわけですから、その他の連合繊維(ネットワーク)は生きている可能性があり、そこを賦活できるように推論を立てられると良いですね

2つめは特殊感覚・運動・感覚機能に影響する核

運動や平衡感覚に関しては比較的イメージしやすいかと思います

こちらでは特殊感覚(視覚・聴覚)の中継核があることも注意しておきましょう

脳画像の見方:視床の同定方法

コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像 より転載

まずは、側脳室前角・後角が見える上下の画像をみつけます

その側脳室前角と後角の間で、内包よりも内側が『視床』です

ぶっちゃけ、核を詳細に見分けることはかなり難しいです

視床を脳画像で見るときのポイント

紹介する3つのポイントを抑えてみてみよう!

1.出血が視床から生じているか、視床以外から生じているか?

2.視床出血であれば、視床の内側か外側か?

3.視床以外の出血であれば、どれだけ出血が伸展し、視床に出血が及んでいるか?

見方はわかったけど、これをみてどうするの??

3つのポイントを見てどのように考えるかが一番大事です

1.出血が視床から生じているか、視床以外から生じているか?

出血が視床であれば、血腫の吸収が終わった後に、脳神経の脱落巣(黒くなって障害されたところ)が視床にあるということなので、失った視床の機能はよくならない可能性が高いということです

2.視床出血であれば、内側か?外側か?

コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像 より転載

この図を参照していただいて

内側は、覚醒・認知・言語・高次脳機能に影響する場所が多く

外側は、特殊感覚・運動・感覚機能に影響する場所が多い

厳密にいうと、背側・腹側も考慮できれば良いですが、それはまぁまぁ難しいので、とりあえずは視床出血と診断されている場合には

『視床でも内側なのか外側なのか』

を見るようにしましょう

そうすると対象者の方を評価する前にある程度、評価する項目が推測できるようになると思います

視床以外の出血であれば、どれだけ出血が伸展し、視床に出血が及んでいるか?

コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像 より一部改変

例えば、赤丸の部分で被殻出血が生じたとします

これが背側(視床側)に伸展し、視床を圧迫すれば内側・外側膝状体、視床枕を圧迫し、視床実質のダメージがなくても症状が出るかもしれません

コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像 より一部改変

この図では赤丸の場所で比較出血が生じたら、右図でいくと

外側腹側核、後内・外側腹側核に出血が伸展し、影響を及ぼす可能性があります

視床全体が圧迫されて、急性期では全体的な機能不全が起きるでしょうが、出血が吸収されてきたときに、視床のどの部分まで生きてるかを追っていくことで、感覚が戻ってくるかどうかの判断ができるかと思います

まとめ

これで視床についての基本的な脳画像での見方はわかったかな?機能については、また別の記事で詳しく解説するよ

わかりました!これで明日から脳画像を見るときには視床に注目して見てみます

脳画像を見ることは、評価の1つでしかないし、予後予測をする1つの材料だから、画像だけに固執はしないようにね!

視床の機能局在を覚えなくてもいいから、ある程度把握しよう

視床=感覚の中継核だけではない

脳画像で視床を見るときには3つのポイントに注意しよう

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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