【貧血に注意!?】貧血と赤血球の関係とリバビリテーション

【貧血に注意!?】貧血と赤血球の関係とリバビリテーション

こんにちはヒポ太郎です

本記事では貧血についての知識と、貧血の際のリハビリテーションの注意点についてをUPしていきます。

貧血ってよく聞きますし、状態としても『なんか立ちくらみするわ・・・貧血?』みたいな認識の人もいると思います。

結論からいうと、立ちくらみのことを貧血などとは言いません(笑)

そもそも貧血ってどんな状態?血が少ないこと?静脈還流量が低下しているの?血が作られていないの?

実際には貧血にも何種類かパターンがあります。そのような貧血の原因と症状に合わせてのリハビリテーションについて記載していきます。

*検査値などからのリハビリテーション実施基準などは各施設の規定もしくはリハビリ中止基準に則り実施しましょう。しっかりと主治医と相談し、指示をもらってからリハを実施しましょう。

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貧血に関与する検査値

RBC(赤血球)

赤血球とは血液細胞の一つです。細胞ではありますが、核は持たずに、ミトコンドリアもないため、解糖系によってエネルギーを得ているとされています。

骨髄で2000億個/日程度作られ、寿命は120日程度。その120日で20〜30万回ほど体内を循環するとされています。

RBC(赤血球)基準値:男性4.35~5.55×106/ul 女性3.86~4.92×106/ul

数値は単位血液体積中の赤血球の個数です。

Ht(ヘマトクリット)

Ht(ヘマトクリット)基準値:男性40.7~50.1% 女性35.1~44.4%

数値は単位血液体積中の赤血球の体積比率です。

RBC・Ht の 高いor低い

高値の場合

  • 多血症
  • 脱水
  • 喫煙
  • ストレス

が考えられます。

赤血球が多くなる場合を多血症といい、赤血球は増えていないけど、夏場とかで脱水状態となり相対的に体水分が減少し、血が濃くなる現象が起きる場合があります。

ストレスなどによって、俗にいう『血がドロドロに』みたいな表現になる場合もRBC、Ht高値を示すことがあります。

特に、高値の場合に気をつけることは脱水状態です。

脱水状態(RBC高値)により収縮期血圧が70mmHg以下の場合は運動療法禁忌となります。覚えておきましょう!

脱水症状や姿勢変化による血圧の変動(血圧低下)などがないかを十分に注意し、主治医の指示、上記の基準とリハビリの中止基準をしっかり照らし合わせながらリハビリを行なっていきましょう。

低値の場合

  • 貧血(鉄欠乏性、再生不良性、溶血性、腎性)
  • 肝障害
  • 出血

が考えられます。

貧血にも種類があります。簡単に以下にまとめます

鉄欠乏性貧血:鉄欠乏性貧血とは、赤血球の細胞内のヘモグロビンを構成する鉄(Fe)が不足して起こる貧血です。鉄の60〜70%はヘモグロビン鉄であるとされています。貧血の原因の中でも最も多いとされています。鉄不足の原因としては、食事の偏りや消化管異常、生理や消化管出血などによる、血の排出、妊娠などによる需要の増加などが考えられます。

再生不良性貧血:再生不良性貧血とは、骨髄から生成される血液細胞の量が現象することで生じる貧血です。造血幹細胞の働きが弱くなり、赤血球のみならず、白血球や血小板といった血液細胞ずべての量が低下します。

溶血性貧血:溶血性貧血とは、冒頭に赤血球の寿命が120日と書きましたが、この寿命が短く、早く破壊されてしまい、生成されるよりも減少する速度の方が上回ってしまった貧血を指します。

腎性貧血:腎性貧血とは、腎障害により腎臓機能が低下し、赤血球を生産するための刺激因子であるEPO(エリスロポエチン)の生産がされなくなって、赤血球生産が減少してしまう貧血のことを指します。

貧血の時には、『顔色が悪い』『なんか体がだるい』『頭重感がある』『息切れ』などの症状がないかを確認します。

感覚的には『意識がどっかいきそうな感覚とか、とにかく何してもしんどい』って感じを持っている人が多いように思います。

また、姿勢変化によるめまいやふらつきなどが生じていないかを観察しましょう。

リハビリテーションでの注意点

基準値よりも低値or高値の場合、貧血または起立性低血圧による一過性の意識障害によってふらつき、転倒につながってしまうリスクがあります。

貧血や姿勢変化による血圧変動が大きい場合には

ゆっくりと姿勢変換を行う

そんなことかい!!ってなりますが、これが大重要です(笑)

また、姿勢変換後3分程度を目安に自覚症状の変化や、血圧変化がないかモニタリングし、そこからさらに動作を開始していきます

臥位→座位(2〜3分)→立位(2〜3分)という感じです。

バイタルチェックをこまめに実施し、本人の自覚症状に注意します。本人が我慢強かったり、自覚症状の乏しい場合には急速に意識障害を生じる場合もあります。

常に手と目を離さないように近くにいるようにしましょう。

どうしても姿勢変化により、立位などが取れない場合にはティルトベッドなどを用いて、徐々に角度を上げていき、様子を見ることもオススメします。

ティルトベッドであると転倒の危険性なども排除できます。

OG技研公式HPより転載

また、基本動作程度ではあまり症状はないけど、少し動くとすぐに疲れてしまう場合には、本人の主観的疲労感をエンドポイントにし、休息を多めにとるようにしましょう。

赤血球が減少しているということは、それだけ酸素を運ぶためのヘモグロビンも低下しているに等しい状況です。

動けば筋肉にO2を供給しなくてはなりませんが、それができなければ当然疲れます。

これを『耐久性がないだけです』といって間違っても、ガンガンに有酸素運動なんてさせたら、多分倒れます。絶対にしないようにしましょう。

患者指導:患者本人へは、自分の体制が急に動いた時には血圧が大きく変動することを理解してもらい、朝のトイレや更衣の際に、急に立ち上がったりしないこと、ベッドから起きて、座位を経由し、2〜3分程度座ってから歩き始めることなどを指導しておきましょう。

終わりに

本記事では貧血の知識とリハビリテーション時の注意点についてUPしてきました

  • 貧血に関わる検査値とは?
  • 貧血の種類にはどのようなものがあるのか?
  • 貧血の原因は何なのか?
  • 貧血時のリハビリで注意することは何なのか?

この疑問にすぐ答えられたら最低限の理解はできていると思います‼️

明日から目の前の対象者さんに生かしてリハビリしていきましょう👍

参考図書

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